高値や安値を抜けた瞬間、「ブレイクした」と判断して、その方向へ入りたくなることがあります。
しかし、価格が高値・安値の外へ出た直後、まるで何事もなかったように元の範囲へ戻り、反対方向へ進むことがあります。なぜでしょうか。
今回は、TradingViewで注目を集める無料インジケーターTOP3を紹介します。良い場面だけではなく、反応した場面と通用しなかった場面の両方を見比べます。
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今回紹介するインジケーターは、それぞれ別の役割を持っています。
| 役割 | インジケーター | 確認すること |
|---|---|---|
| 価格帯 | High Volume Pivot Support & Resistance Zones | 出来高が重なった反応候補 |
| 値動きの起点 | Volume Trend Order Block Engine | 強い動きが始まったゾーン |
| 流動性 | Mirage Liquidity Sweep Pro | 高値・安値の外から範囲内への回帰 |
| 時間 | ICT Killzones + Pivots | 市場参加者が増えやすい時間帯 |
一つの印だけで決めない。場所、値動き、時間が重なる場面を探す。
インジケーターは未来を当てる道具ではありません。どこで待つか、何を確認するか、いつ注意するかを整理するために使います。
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High Volume Pivot Support & Resistance Zonesは、ピボット付近の値動きと出来高を組み合わせ、多くの売買が重なった可能性のある価格帯を残すインジケーターです。
一般的な水平線は、高値や安値を基準に引くことが多いでしょう。このインジケーターは、それに加えて「その場所でどれだけ取引が行われた可能性があるか」を確認します。
売買が多く重なった場所には、過去にポジションを持った参加者の判断が残っている可能性があります。価格が再び戻ってくると、利益確定、損切り、新規注文などが重なり、値動きが変化することがあります。
ただし、ゾーンがあるから反転するわけではありません。インジケーターが教えてくれるのは「反応を見る候補」であって、「入る場所」ではありません。
成功した場面では、価格がサポート候補へ到達したあと、長い下ヒゲを残して戻りました。さらに上位足の方向も上向きで、価格帯だけではなく、その後のローソク足にも買いの反応が現れています。
通用しなかった場面では、価格がゾーンへ到達したあとも勢いが弱まらず、ローソク足の実体がそのまま価格帯を通過しました。
ラインへ触れた瞬間に逆張りすると、強い流れにそのまま運ばれる可能性があります。接触ではなく、拒否されたことを確認する必要があります。
基本設定:最初はデフォルトで十分です。ラインが多すぎる場合だけ、Pivot Lengthを大きくします。
TradingViewでの検索名:High Volume Pivot Support & Resistance Zones
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Volume Trend Order Block Engineは、強い値動きが始まる前に大きな売買が入った可能性のある価格帯を、オーダーブロックとして表示します。
チャート上に表示される四角は、価格が将来必ず反転する場所ではありません。価格が戻ってきたとき、注文や参加者の判断がまだ残っているかを確認する候補です。
成功例では、価格がオーダーブロックへ入ったあとに下ヒゲを残し、ゾーンの内側から押し戻されました。その後、直前の高値も更新しています。
この3段階を順番に確認すると、「四角に触れたから入る」という判断を避けやすくなります。
失敗した場面では、価格がゾーンへ入る前から下落の勢いが強く、出来高も増えていました。四角の中へ入っても反発するローソク足は現れず、実体のまま通過しています。
オーダーブロックが表示されていても、注文が現在も残っているとは限りません。実際の反応がなければ、見送る判断が必要です。
基本設定:まずはデフォルトを使用します。画面が四角で埋まる場合だけ、表示するゾーン数を減らします。
TradingViewでの検索名:Volume Trend Order Block Engine
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高値の上には、ブレイクを狙う買い注文だけでなく、売りポジションの損切り注文も集まりやすくなります。安値の下では、その反対の現象が起きます。
価格が一度だけ高値・安値の外へ出て、すぐ元の範囲へ戻る。この動きをリクイディティ・スイープとして捉えます。
| ブレイク | リクイディティ・スイープ |
|---|---|
| 高値・安値の外で価格が推移する | 外へ出たあと、元の範囲へ戻る |
| 構造更新が継続する | 反対方向への構造変化が現れることがある |
| 抜けた方向への勢いが続く | 流動性取得後に勢いが失われる |
高値・安値を抜いたという事実だけでは、両者を区別できません。抜いたあとの価格がどこに定着したかを見る必要があります。
成功例では、価格が安値を少し抜いたあと、すぐ元の範囲へ戻りました。その後、CHOCH(Change of Character)も確認され、相場構造が反対方向へ変化しています。
よく似た別の場面でも、スイープの印は表示されました。しかし、価格は元の範囲へ戻らず、構造変化も確認できないまま下落が続きました。
印が出たことと、反転が確定したことは同じではありません。
安値を抜いただけなら、通常のブレイクにも見えます。スイープ、範囲内への回帰、CHOCH。この3つを順番に確認することが重要です。
基本設定:最初はデフォルトで確認します。印が多すぎる場合は、Minimum Sweep Scoreを50から60へ上げます。
TradingViewでの検索名:Mirage Liquidity Sweep Pro
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ICT Killzones + Pivotsは、ロンドン市場やニューヨーク市場など、市場参加者が増えやすい時間帯をチャート上で区切るインジケーターです。
同じチャートでも、特定の時間からローソク足が大きくなることがあります。相場を見るときは、価格だけではなく「誰が参加し始める時間か」という視点も重要です。
キルゾーンは方向を当てる道具ではありません。相場が動き出す可能性が高まる時間を見落としにくくする道具です。
基本設定:チャートのタイムゾーンと、自分が見る市場の時間を合わせます。夏時間の切り替えにも注意してください。
TradingViewでの検索名:ICT Killzones + Pivots
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【関連】今週バズった!勝率爆上がりトレーディングビューインジケーターTOP3【トレンドが丸見え】
一つの印だけを見るのではなく、価格が重要な場所にあり、反応が確認でき、動きやすい時間と重なっているかを確認します。
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【関連】今週バズった!勝率爆上がりトレーディングビューインジケーターTOP3【トレンドが丸見え】
| 順番 | 確認するもの | 目的 |
|---|---|---|
| 1 | 時間 | 参加者が増えやすい時間か |
| 2 | 価格帯 | 反応を待つ候補があるか |
| 3 | 流動性 | 高値・安値の外へ出たか |
| 4 | 値動き | 回帰・拒否・構造変化があるか |
第3位は反応を確かめる価格帯、第2位は強い値動きが始まった場所、第1位は高値・安値の外側にある流動性、殿堂入りは相場が動きやすい時間を見せてくれました。
高値や安値を抜いたからといって、そのままブレイクが続くとは限りません。場所、流動性、範囲内への回帰、構造変化、時間帯を一つずつ確認することが、今回の結論です。
注意:本記事はインジケーターの機能とチャートの見方を紹介するもので、投資助言や利益を保証するものではありません。インジケーターは過去データを基に表示され、将来の値動きを確実に予測するものではありません。実際の取引は、ご自身の判断と責任で行ってください。