こんにちは、トレーダーの皆さん!
トレンドフォローのインジケーターがレンジ相場で失敗する理由を知りたいと思いませんか?
トレンド相場では非常に有効なインジケーターも、レンジ相場になると誤ったシグナルを連発し、損失につながることがあります。
今回は、トレンドとボリュームを組み合わせることで、こうした問題を克服できると噂のVolumatic VIDYAインジケーターを検証します。
このインジケーターは、トレンド方向だけでなく、ボリュームの強さを同時に視覚化し、トレードの精度を大幅に向上させると話題です。
しかし、果たしてその実力は本物なのか?このインジケーターを使った手法を検証したいと思います。
動画を最後まで見れば、損失を防ぐ方法と、利益を最大化する手法がわかるかもしれません!
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【関連】トレーディングビューで最も強力なインジケーターDIY custom 手法を検証してみた
インジケーター設定方法
まずは、Volumatic VIDYAインジケーターをトレーディングビューに設定する手順を見ていきましょう。
トレンドを見逃すな!Volumatic VIDYAインジケーターで簡単設定&活用法をご紹介!
・チャートを開く
TradingViewでGBP/JPYの15分足を開きます。他の銘柄でもOK!
・インジケーター検索
インジケーターボタンをクリックし、「Volumatic Variable Index」と検索。BigBeluga作成のものを選択します。
・設定をカスタマイズ
• 期間を14に設定。短期は敏感、長期は安定。
• トレンドクラウドの色を緑(上昇)、赤(下降)に変更。
• シャドウ表示をオンにして、トレンドが視覚的にわかるように!
・インジケーターの説明
VIDYAは、ボラティリティに応じて動的に変化する移動平均線。これにより、トレンドの強さや方向をしっかりキャッチ!
・シグナル確認
緑クラウドは買い、赤クラウドは売りのシグナル。視覚的にトレンドを捉えるのが超簡単!
この設定で、トレードの精度を一気に向上!ぜひ試してみてください!」
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VIDYA手法説明
このインジケーターを使った2種類の取引手法を紹介したいと思います。一つ目はもっとも簡単な手法から説明します。
時間足:指定なし
通貨ペア:指定なし
ロングエントリー
1.緑色の矢印が出たらロングエントリーの準備をします。
・これは上昇トレンドの始まりを示唆しています。
2.ここでデルタボリュームに注目します
・この数値ができるだけ高い方がよく、理想的には50%以上、最低でも30%以上であることが望ましいそうです。
利益確定&ストップロス
1.反対の赤色の矢印が出たらイクジット。
ショートエントリー
1.赤色の矢印が出たらショートエントリーの準備をします。
・これは下降トレンドの始まりを示唆しています。
2.ここでデルタボリュームに注目します。
・この数値ができるだけ低い方がよく、理想的には-50%以上、最低でも-30%以上であることが望ましいそうです。
利益確定&ストップロス
1.反対の緑色の矢印が出たらイクジット。
次に少し複雑な手法を説明します。
ロングエントリー
1. トレンド確認
• トレンドクラウドが緑色であることを確認します(上昇トレンドのサイン)。
2. リテスト確認
• 直近のピボットロー(最安値)をインジケーターが示すラインで価格がリテストする場面を探します。
• リテスト条件: ろうそく足のヒゲがピボットローに触れるが、実体がその下でクローズしない場合。
3. デルタボリューム確認
• デルタボリュームが30%以上であることを確認。これにより、買いボリュームが十分強いことがわかります。
4. エントリー
• 条件が揃ったらロングポジションを取ります。
利益確定
• リスクリワード比を1:2に設定し、リスクを抑えつつ利益を最大化します。
ストップロス
• エントリーキャンドルの少し下にストップロスを設定します。
ショートエントリー
1. トレンド確認
• トレンドクラウドが赤色であることを確認します(下降トレンドのサイン)。
2. リテスト確認
• 直近のピボットハイ(最高値)をインジケーターが示すラインで価格がリテストする場面を探します。
• リテスト条件: ろうそく足のヒゲがピボットハイに触れるが、実体がその上でクローズしない場合。
3. デルタボリューム確認
• デルタボリュームが**-30%以下**であることを確認。これにより、売りボリュームが十分強いことがわかります。
4. エントリー
• 条件が揃ったらショートポジションを取ります。
利益確定
• リスクリワード比を1:2に設定し、リスクを抑えつつ利益を最大化します。
ストップロス
• エントリーキャンドルの少し上にストップロスを設定します。
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VIDYA手法バックテストと検証結果
このインジケーターを使った手法を過去の相場でバックテストしてみました。結果は以下の通りです。
今回は最初に紹介したもっとも簡単な手法を検証しようと思います。通貨ペアはBTC/USDの4時間足です。
タイトル | すべて | ロング | ショート |
---|---|---|---|
純利益 | 2,528,860.94 JPY 252.89% | 6,921,393.77 JPY 692.14% | −4,392,532.83 JPY −439.25% |
総利益 | 15,481,687.78 JPY 1,548.17% | 11,077,255.93 JPY 1,107.73% | 4,404,431.85 JPY 440.44% |
総損失 | 12,952,826.84 JPY 1,295.28% | 4,155,862.17 JPY 415.59% | 8,796,964.68 JPY 879.70% |
最大可能利益 | 5,781,617.93 JPY 285,233.40% | ||
最大ドローダウン | 4,047,447.27 JPY 171.33% | ||
バイ・アンド・ホールドでのリターン | 8,807,715.68 JPY 880.77% | ||
シャープレシオ | −0.021 | ||
ソルティノレシオ | −0.024 | ||
プロフィットファクター | 1.195 | 2.665 | 0.501 |
最大保有数 | 1 | 1 | 1 |
未決済の損益 | 0 JPY 0.00% | ||
支払い済み手数料 | 14,288.00 JPY | 6,204.00 JPY | 8,084.00 JPY |
終了したトレードの合計 | 76 | 33 | 43 |
未決済トレードの合計 | 0 | 0 | 0 |
勝ちトレードの数 | 26 | 12 | 14 |
負けトレードの数 | 50 | 21 | 29 |
勝率 | 34.21% | 36.36% | 32.56% |
平均トレード | 33,274.49 JPY 0.65% | 209,739.21 JPY 3.87% | −102,151.93 JPY −1.83% |
平均勝ちトレード | 595,449.53 JPY 13.80% | 923,104.66 JPY 21.55% | 314,602.27 JPY 7.15% |
平均負けトレード | 259,056.54 JPY 6.19% | 197,898.20 JPY 6.24% | 303,343.61 JPY 6.16% |
ペイオフレシオ(平均勝ち / 平均負けの比率) | 2.299 | 4.665 | 1.037 |
最大勝ちトレード | 3,104,219.39 JPY 37.75% | 3,104,219.39 JPY 37.75% | 1,170,060.83 JPY 23.38% |
最大負けトレード | 1,132,692.29 JPY 26.52% | 472,621.68 JPY 11.75% | 1,132,692.29 JPY 26.52% |
トレードの平均バー数 | 74 | 84 | 67 |
勝ちトレードの平均バー数 | 132 | 157 | 111 |
負けトレードの平均バー数 | 44 | 42 | 45 |
マージンコール | 0 | 0 | 0 |
VIDYA手法 バックテスト & 検証結果(重要指標)
以下は、VIDYA(Variable Index Dynamic Average)手法のバックテストから得られた主要なパフォーマンス指標です。
主要なパフォーマンス指標
- 純利益: 2,528,860.94 JPY (252.89%)
- 総利益: 15,481,687.78 JPY (1,548.17%)
- 総損失: 12,952,826.84 JPY (1,295.28%)
- 最大ドローダウン: 4,047,447.27 JPY (171.33%)
- プロフィットファクター: 1.195
- 勝率: 34.21%
- ペイオフレシオ(平均勝ち / 平均負けの比率): 2.299
勝ち・負けトレードの平均
- 平均勝ちトレード: 595,449.53 JPY (13.80%)
- 平均負けトレード: 259,056.54 JPY (6.19%)
最大トレード
- 最大勝ちトレード: 3,104,219.39 JPY (37.75%)
- 最大負けトレード: 1,132,692.29 JPY (26.52%)
トレード回数
- 終了トレード数: 76回
- 勝ちトレード: 26回
- 負けトレード: 50回
結果の考察
強み
- 高いペイオフレシオ: 勝ちトレードの平均利益が負けトレードの平均損失を大きく上回っています(2.299)。これにより、勝率が低くてもトータルで利益を生み出せる設計です。
- 大きな勝ちトレード: 最大勝ちトレードが3,104,219.39 JPYと非常に高く、一部の成功したトレードが全体の利益を押し上げています。
改善点
- 低い勝率: 34.21%と勝ちトレードの割合が低いため、エントリー精度を向上させる余地があります。
- 高いドローダウン: 最大ドローダウンが171.33%と高く、資金管理やポジションサイズの調整が必要です。
- 低いリスク調整後のリターン: シャープレシオやソルティノレシオが低いため、リスク対効果の向上が課題です。
総合評価
VIDYA手法は、トレンドを捉えた際に大きな利益を生む可能性を持ちながらも、勝率の低さとドローダウンの大きさが課題となっています。この手法を実践する際は、リスク管理を徹底し、損失を抑える工夫が不可欠です。
さらなる検証や他のインジケーターとの組み合わせで、手法の精度を向上させる余地があります。トレンド相場での使用に適している一方、レンジ相場ではシグナルの精度が低下する可能性があるため、市場環境を見極めることが成功の鍵です。
次回も新たなインジケーターや手法を検証し、実践的な知見をお届けしますので、ぜひ引き続きご覧ください!
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VIDYA手法終わりに
今回の検証では、VIDYA(Variable Index Dynamic Average)手法がどのようなパフォーマンスを発揮するのかを詳しく分析しました。その結果、この手法はトレンド相場で大きな利益を生むポテンシャルを持ちながらも、勝率の低さやドローダウンの大きさが課題であることが分かりました。
特に、**ペイオフレシオ(2.299)**が高く、勝ちトレードの平均利益が負けトレードを大幅に上回っている点は注目に値します。一方で、**最大ドローダウン(171.33%)**が示すように、大きな損失リスクが伴うため、リスク管理が成功の鍵となります。
VIDYA手法を活用する際は、以下のポイントを意識することで、より安定したパフォーマンスを期待できます:
- 市場環境の選別: トレンドが明確な相場で使用することで、手法の強みを最大限に発揮できます。
- リスク管理の徹底: 適切なストップロスの設定やポジションサイズの調整により、ドローダウンを抑える工夫が必要です。
- 他のインジケーターとの組み合わせ: サポートツールを活用してエントリーの精度を向上させ、勝率を引き上げる戦略を検討しましょう。
トレードの世界では、完璧な手法は存在せず、どの手法も市場状況に応じて調整が必要です。VIDYA手法も同様に、継続的な検証と改善を重ねることで、さらなる成功につなげられる可能性があります。
ぜひ、この手法を試し、結果や気づいた点をコメント欄で共有してください!視聴者同士のフィードバックを通じて、より効果的なトレード戦略を一緒に構築していきましょう。
次回も、さらに興味深いインジケーターや手法を検証し、実践的な知見をお届けしますので、ぜひチャンネル登録と通知をオンにしてお見逃しなく!
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