「勝率56%、純利益+3,113ドル。しかも最大ドローダウンはたったの21%。
この“地味だけど超堅実なトレード戦略”――気になりませんか?」
今回の検証では、“Parabolic RSI”をベースに、
移動平均フィルターとTP/SLを加えた独自Botを作成。
実際にWTI原油の10分足で、125回分のトレードを検証しました。
まず初めに、チャートを設定します。
通貨ペア:WTI原油
時間足:10分足
【YouTubeショート台本】
“ここで買い!”が見えるって、本当?
今回は話題のParabolic RSI [ChartPrime]を、無料でTradingViewに入れて、使い方まで解説します!
まずTradingViewを開いて、上の【インジケーター】をクリック。
検索欄に“Parabolic RSI ChartPrime”と入力して…
出てきたインジをクリックすれば、自動でチャートに反映されます。
下にRSIが出て、その上に点や“ダイヤマーク”が見えたらOKです。
これ、無料で使えるオープンソースインジなので安心して試せます!
このインジは、RSIにパラボリックSARを重ねて表示して、トレンドの反転点を視覚でとらえられるのが特徴。
注目はこの2種類のシグナル
✅ 大きなダイヤ:RSIが70超 or 30以下でSARが反転 → 強シグナル
✅ 小さなダイヤ:通常の反転 → 弱めのシグナル
でも、シグナルが出たからってすぐエントリーはNG。
「MACDやMAと組み合わせて、精度を高めて使いましょう!
今回はEMAを追加して独自のストラテジーBotを作って検証しました
今回検証したストラテジーは、Parabolic RSI に加え、移動平均フィルター(MA Filter)とTP(利確)/SL(損切)設定を組み込んだ、実践向けの順張り戦略です。
検証期間は 2024年9月30日 ~ 2025年5月1日。全125トレードを対象に、ロング・ショートのバランスと収益性を分析しました。
すべて USD | すべて % | ロング USD | ロング % | ショート USD | ショート % | |
未実現損益 | 0 | 0.00% | ||||
純利益 | 3113.16 | 103.77% | 849.21 | 28.31% | 2263.96 | 75.47% |
売上総利益 | 10362.29 | 345.41% | 4845.39 | 161.51% | 5516.9 | 183.90% |
総損失 | 7249.13 | 241.64% | 3996.18 | 133.21% | 3252.95 | 108.43% |
支払い済手数料 | 499.55 | 252.21 | 247.34 | |||
バイ・アンド・ホールドでのリターン | -443.08 | -14.77% | ||||
最大可能利益 | 4084.88 | 60.45% | ||||
最大ドローダウン | 1023.31 | 21.21% | ||||
最大保有数 | 178 | 178 | 165 |
すべて USD | すべて % | ロング USD | ロング % | ショート USD | ショート % | |
トレードの合計 | 125 | 63 | 62 | |||
未決済トレードの合計 | 0 | 0 | 0 | |||
勝ちトレード | 70 | 33 | 37 | |||
負けトレード | 55 | 30 | 25 | |||
勝率 | 56.00% | 52.38% | 59.68% | |||
損益の平均 | 24.91 | 0.25% | 13.48 | 0.13% | 36.52 | 0.37% |
平均勝ちトレード | 148.03 | 1.48% | 146.83 | 1.47% | 149.11 | 1.49% |
平均負けトレード | 131.8 | 1.32% | 133.21 | 1.33% | 130.12 | 1.30% |
ペイオフレシオ(平均勝ち / 平均負けの比率) | 1.123 | 1.102 | 1.146 | |||
最大勝ちトレード | 454.86 | 454.86 | 432.26 | |||
最大勝ちトレード比率 | 4.55% | 4.55% | 4.32% | |||
最大負けトレード | 335.15 | 251.85 | 335.15 | |||
最大負けトレード比率 | 3.35% | 2.52% | 3.35% | |||
トレードの平均バー数 | 117 | 99 | 135 | |||
勝ちトレードの平均バー数 | 101 | 95 | 106 | |||
負けトレードの平均バー数 | 138 | 104 | 178 |
すべて USD | すべて % | ロング USD | ロング % | ショート USD | ショート % | |
シャープレシオ | 0.555 | |||||
ソルティノレシオ | 2.08 | |||||
プロフィットファクター | 1.429 | 1.213 | 1.696 | |||
マージンコール | 0 | 0 | 0 |
✅ 強みポイント
⚠️ 改善の余地がある点
️ 改善案
それでは先ほどの結果を踏まえながらこのストラテジーのエントリールールを、3ステップでわかりやすく解説します。
▶️ステップ①|RSIが30を下回る(売られすぎ)
まず注目するのが、RSIが30以下になったタイミング。
これは“売られすぎ”を示しており、相場が反発しやすい状態にあることを意味します。
▶️ステップ②|Parabolic SARが反転+“大きなダイヤ”出現
次に確認するのはParabolic SARの反転サイン。
ここで注目したいのが、ローソク足の下に現れる「大きなダイヤマーク」。
これは、通常のSARの反転に加え、特に強いトレンド転換の兆しを示すシグナルです。
視覚的にも非常にわかりやすいポイントです。
▶️ステップ③|価格が移動平均(MA)より上にある
最後に、価格がMAラインより上にあるかどうかを確認。
これは、上昇トレンドに乗っている状態を示していて、
この条件が揃えば、ロングエントリーのチャンス!
ストップロスは、エントリー前のローソク足の安値から−1.00ドル
利確は、そのリスク幅の2倍に設定します(リスクリワード比2.0)
さらに、逆シグナルが発生した場合はドテン対応!
たとえば、今度はRSIが70を超え、大きなダイヤがローソク足の上に出たら、
即座にロングをクローズしてショートへ反転エントリーします。
続いては、ショートエントリー(売りポジション)の条件を、同じく3ステップで解説します。」
▶️ステップ①|RSIが70を上回る(買われすぎ)
まず見るのは、RSIが70以上になったとき。
これは“買われすぎ”の状態で、価格が反転下落しやすいタイミングです。
▶️ステップ②|Parabolic SARが反転+ローソク足の上に“大きなダイヤ”出現
次に、Parabolic SARがローソク足の上側に切り替わることを確認。
このとき、「大きなダイヤマーク」がローソク足の上に出現していたら、
それは強い下落シグナルとして機能します。
SARの反転+ダイヤのセットは、この戦略における売りサインの核心です。
▶️ステップ③|価格が移動平均(MA)より下にある
そして最後の確認ポイントは、価格がMAより下に位置しているかどうか。
これは、全体のトレンドが下向きであることを意味し、
逆張りではなく、トレンドに沿ったショートエントリーであることを確認できます。
ストップロスは、直前のローソク足の高値+1.00ドル
利確(TP)は、そのリスク幅の2倍に設定します
もちろんこちらも、ロング条件が再び出たら、即時ドテン!
RSIが30を割り、大きなダイヤが下に出現した場合は、
ショートをクローズしてロングに反転します。
️まとめ:
「買われすぎ → SARとダイヤで反転 → トレンド確認 → ショートエントリー!
条件が反転したら即ドテン。ルールが明確だから、誰でも再現可能です。」
それでは、実際のチャートでエントリー事例を確認してみましょう。
▶️ 【事例①|ロングエントリー】
まずはこちらの場面。
RSIが30を下回り、Parabolic SARが下から上へ反転。
そして、価格が移動平均の上に抜けた瞬間――
ここでロングエントリーとなります。
損切り(SL)は、エントリー直前のローソク足の安値から−1.00ドル下に設定。
利確(TP)は、そのリスク幅の2倍を取るように設定されています。
このケースでは、エントリー後すぐに上昇し、TPにしっかり到達しました。
▶️ 【事例②|ドテンショート】
次の場面では、利確に届く前にRSIが70を上抜け、SARも再び反転しました。
これはショートシグナル。ロングはここで即時クローズし、ドテンでショートエントリーします。
このときの損切りは、エントリー直前のローソク足の高値+1.00ドルに設定。
そしてTPは、やはりそのリスク幅の2倍に設定されます。
結果的にこちらも、しっかりとTPに到達して利確完了となりました。
今回自作したBot名「Parabolic RSI Strategy + MA Filter + TP/SL 【PakunFX】」は、トレンドを捉えつつ高い勝率とバランスの良いパフォーマンスを維持できる、実用性の高いトレード戦略です。
特にショートの優位性が高く、レンジ回避と相場の強弱を加味した売買判断ができる点が魅力。
今後はロング側の最適化や資金管理ルールの導入で、さらに完成度を高めていく予定です。
検証コードや設定の詳細は概要欄から確認できます。次回の検証もお楽しみに!